2010年2月15日月曜日

プリウス問題に物申す、



不思議だな、女性の好むクルマのトップがエコカーになっているらしい、
それだけ印象が良いということなのか、それとも、偽善者が増えたということか、

Co2の削減に意味があるかどうかまで疑問が出ているが、人間が傍若無人に生活を送ることは間違っているのだろう。
だとすると、化石燃料を個々に消費するクルマ文化というものは転換期に来ている事だけはたしか。

都合の良い交通手段とするともっと効率の良いものがあるのだから、構造から変革していく必要があるでしょうね、

と言う、根本はおいておいて、
トヨタのクルマづくりという点から今回のリコール問題を捉えると、言いたいことは山ほど出てくる。

まずは、感覚がズレるクルマを容認する発言が役員の口から出てしまう自動車会社という点、
これ、根本としておかしいでしょ、
クルマメーカーとしてひどいでしょう、

だって、クルマの進歩って人の感覚にいかにシンクロするモノを作るかであって、
操縦性能が感覚とズレるけど、それは仕方ないよね、なんて言い草はないと思うわけです。

ハンドリング、エンジンレスポンス、鋭ければいいわけでなく、安定性を維持しながら、いかに人に対して快適であるかを設計して来るのがクルマの本質、パーソナルな部分でしょう。
徹底した安定性で、鈍いと感じるメルセデス、スポーティーで、ぎひきびしたBMW、最近のSクラスと7シリーズを比較すると逆転している部分もありますが、自動車メーカーとしての回答だと思っています。

だとすると、トヨタ流の回答は、なんなんでしよう。
人の感覚とズレる、それも、ブレーキの効き方が、
最終的にリコールになったからいいというものではなく、そもそものところでズレても仕方ないとしてクルマ作りをしているのでは困るということです。

トヨタが総力をあげて作り上げた、プレミアムブランドであるレクサス、その試乗もしたことがあります。
LS600と、IS250、どちらも素晴らしいできでした。静かで、安定していて、文句を言うところはありません。
で、欲しいかと言われると、乗り味が、

操縦性が軽すぎて、ドライブゲームみたい、
きっと、人の感覚とズレるクルマだったのでしょう。これには時間がかかる、いや、今のままでは行き着くこともできないでしょう。エコカーだから、ミニバンだから、それは筋が違うのです。ハンドルとアクセルで走る道具である限りドライビングのプレジャーは必要です。

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