2010年1月17日日曜日

印刷知識とPDF/X1a

コストを下げる方法は人手のかからないワークフローを構築することです。

CJGカタログを作るにあたり、最低限の取り決めは、PDF/X1a カラープロファイルREALを使用し、DTP作業をなくすることでした。ダイレクトにページを入稿するから、ページ 1万円で作ることができる。(そもそも1万円では大幅な赤字ですが)という企画でした。

しかしながら、X1aで正しく入稿ができた人は数名、正確に言ってしまえばフォントの扱いまで含めると0になってしまうものでした。

確かにカメラマンはデータで渡して終了だから制作方法がわからない。デザイナーの方も機材、ソフトの関係から対応できないなど多くの問題がありました。
しかし、プロとして正しくデータを作成できることは最低限の知識であり、ビジネスとしてできて当たり前のことです。

また、一人では作成できない事を自覚して欲ください。カメラマンが写真のデータだけを扱って、訴求できるだけのページが作れる可能性はほぼないでしょう。やはりデザイナーと組むことで完成したものにできるのだと思います。
いかにお互いのメリットを出し、きちんと人に訴えかける作品に仕上げるのか、正しくデータを作成し、完成形として入稿する。ごくごく当たり前の事ができないではプロとして問題があると思います。

規格がPDF/X1aであれば、当然スペックを満たす、合わせる。でなければ仕事になりません。まあ、いいだろうではないのです。いかにして仕様を満たすのか、そのために誰が必要なのか、それは相乗効果でコラボレートできるのか、またはフィーを払ってお願いをするのか、なににしろ一人で対応はできません。

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