2009年11月30日月曜日

DTPは真面目に進歩が必要(2)



広告制作の世界は労働集約の極地。日々徹夜に近く働いてそれでいて生活費にも事を欠く。無論設備投資などできるはずもなく、古いシステムが延々と動きつづけている。

すでにサポートを放棄されたマシンに、放棄されたOSを入れて、放棄されたフォントで制作を続けている。また、制作の出口である印刷会社も古いシステムのまま動き続け、新たな仕組みを積極的に導入することもない。

制作する側は手も足もでないところまで疲弊して、新しい方法に行くことができない。で、印刷会社も新しい仕組みで苦労はしたくないと考えている。もっと深読みをすれば、いままでの混沌とした仕組みで制作を続けたほうが出口の整理で費用をとれるとまで思っている。だから整理した新しい仕組みで自ら仕事を失いたくないと思っている。

DTPの仕組みは画期的に進歩し、マシンの速度は年々倍々ゲームでパワーアップした。しかし、実際に利用されているのは10年ほとんど進化していないOSであり、ソフトなのだ。

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